うっかり五十嵐監督と柏田先生の話を聞いてしまった為に、
先入観として良かった部分と、まずかった部分があった。
まず良かった部分は、
五十嵐監督の入れ込みよう。
私達は学校のグラウンドの片隅にひっそりと佇む二宮金次郎しか知らない。
たくさんの薪を背負いながらも学ぶことに執着した少年というイメージしかない。
しかし大人になった彼は、
地域復興のエキスパートだったという部分が今作は表現されている。
小田原から始まり栃木県、そこから六百という国を復興した彼の功績を、
いまの日本のある土地に、監督はなにかを訴えたかったのではないかと察した。
今回は柳沢慎吾さんがすごかった。
素晴らしい役者になりましたね。
タバコ使ってピーポーピーポーやってる人から想像がつかない実力。
お見事でした。
欲を言えば、もう少し田中泯さん出して!とwww.
そしてまずかった部分は、うっかり制作費を聞いてしまったこと。
この作品がもしも250億で作られたならと考えずに居られない。
監督の情熱と、脚本の見事さと、演者の本気をぜんぶ足したら、
イコール総制作費とならないのか日本は!!
ふうう…。