途中までは良かった。
能面顔の北川景子はさておき、綾野剛の演技力の振り幅をまた見た気がするし、
この後でMIU404を撮ったのだろうと思うので、
伊吹とのギャップも興味深い。
原作は未読だが、
この事件のモデルとなったマーダーケースは知っているので、
どう料理するのか楽しみにしていた。
なのに、半分を過ぎたあたりから雲行きが怪しくなる、
どんでん返しの意味が違う。
安楽死という、近い将来に必ずやってくる社会問題に、
もっと真正面から対峙するのか、
または、サイコパス野郎のクライムサスペンスでいくのか、
どっちかに絞ったほうが良い気がした。
結果、どっちも中途半端に終わり、
真犯人の最後の行動はくっそも面白くなかった。
演出も舌打ちしたくなる部分が多く、
ねえ、コロナで編集直しできる時間たくさんあったんじゃね？とか、なんかイライラしてしまった。
にしても、どんな仕事も全力で取り組む綾野剛は本当に素敵だと改めて思った。
