なんと評価しようか迷い自分の中での衝撃度がすごく、やっと落ち着いてレビューできそうです。
ネタバレ読まずに予習なしに鑑賞したが胃が煮え繰り返るような感覚と、頭の中がよくわからない感覚になった。それほどの衝撃だが目を逸らすべきでない内容だ。監督自身の体験を基に性虐待の体験を描いた本作。素晴らしいとは言えない。あまりにも強烈過ぎて。ただ決して悪い意味ではなく。
ジェニーの記憶が色々と違っていたことも興味深くあくまでも恋愛関係だったと主張していたことにも終始驚いた。ただ真実を辿るうちそこには小さな少女で子供の彼女がいたことにジェニー自身も衝撃をうける。言葉巧みに精神的に操っていく加害者にこんな人間がいるのかと鳥肌がたった。
この国は性について甘いとつくづく感じる。まだ身体も心も未発達な子供を性的に消費しそれを娯楽にし、児童ポルノとして商売をする人がいる。性教育をタブーにし、性知識がないまま大人になり情報源は本やDVD。本当にそれで偏った知識や刷り込みはないのだろうか？確かに性の嗜好は自由だが、誰かの犠牲の上に成り立つ娯楽を個人の選択、自由だと言えるのだろうか？
性犯罪者を生む環境を作るのは私たち一人一人なのかもしれないと感じた。
#性被害
#セクシャル
