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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデンのbbaaのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ヴァイオレットの人生を最後まで、完璧な完結編でした。
独り立ちするまでを丁寧に描き切った本編なので、もし少佐と再会しても、それだけでカタルシスはあるのだろうかと思ってました、杞憂でした。
まさかの少佐の「会いたくない」笑

手紙(途中からコピーライター兼スピーチライター)での言葉にする大切さ、難しさ→今すぐ伝えたいことを伝えられる電話の台頭
別れる最後まで命令を欲しがったヴァイオレット→遠くの島まで噂になるほど頑張っている今のヴァイオレット→自由になって自分の意思で少佐に会いに来た、伝えたいことを伝えに来たヴァイオレット
それに比べて武器として生きる道しか歩ませられなかったと凹む少佐→本人にはそれでも一緒にいられたことが嬉しくて厚く熱く感謝されて彼女は俺と一緒にいても不幸じゃなかったと気づく少佐→というか会いたいずっと一緒にいたい走り出す少佐

電波塔の完成を祝う盛大な花火も含め、変わっていくことへの肯定、賛美がたくさん有りました。

ただ再会するだけでは終わらない、ヴァイオレットという人を語る上で欠かせない少佐にスポットを当てて、彼の苦悩とその脱却を描くことで最高に泣ける終わり方となりました、大満足です。

というか新作ストーリーなのに、原作エンドより整合性取れてて感動が大きい脚本を毎回書いてくる吉田玲子なんなのバケモンなの

Sincerely,
かしこ
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