大円団の為の完結編。
作画の素晴らしさは言わずもがな。ストーリーに引っ掛かる部分もあるが、ヴァイオレットその人は嫌いではないのでよかったっすねという感じ。サブプロットである手紙から電話へという時代の移り変わりを落とし込んだ少年のエピソードの盛り上がりが個人的な白眉で、そこからはエピローグ嫌な言い方をすれば消化試合の傾向が強くて、自分はあまり乗れなかったというのもあり...(ストーリーに対しての引っ掛かりがこの部分だからというのもある）。
ヴァイオレットという一人の女性の着地点として好ましいのは分かるんですけどね。
TVシリーズから様々な愛してるを模索してきた作品だけあって、最終的な帰結が極々普遍的な愛の言葉ってのは好きです。書きながら思ったんですけど、終盤は音楽の主張が激し過ぎて一気に冷めたのはあるのかもしれない。
TVシリーズ含めるといい作品なのは確かなんだけど、劇場版は絶妙にいけ好かなくて自分でもまだどうしてその感情に至ったのかを理解出来てないので円盤発売されたらもう一回くらいは見たいですね。
