んーーー！やっと観られた！
本当に大好き。アニメ作品でこんなにのめり込むことって私にしては珍しいことなのだけど、本当にずっと大事にしたいくらい大好き。こんなにものめり込むのは後にも先にももうないんじゃないかとも思う。
「あいしてる」
ユリスが「分かっただけ？」と皮肉るのが最後まで効いててすごくよかった。2つの時代と3つのストーリーが同時並行で進んでいくのだけど、綺麗にリンクしあってて本当に上手いなあと思う。
月に照らされた浅瀬のシーンがあまりに美しくて、ヴァイオレットがあまりにいじらしくて、涙が止まらなかった。
郵便局でドールとして仕事をするようになってから、彼女はだんだんと成長して、最初の頃の無鉄砲さや素直ゆえの残酷さ(無礼さ)は薄れていって、少佐のためなら何を賭しても、何を犠牲にしても！という直向きさは自制できるようになっていたけど、感情を表現する術も知らないまま成長した彼女がその過程を取り戻すように子供みたいに言葉が出ないほど泣く姿が本当に愛おしかった。
やっぱりそれでも彼女の中では少佐が中心にいたんだなって、いろんな人に出会って、いろんな手紙を書いてきたけど、いつもその中心にはギルベルトがいたんだなって、分かってたことだけど改めて感じた。
後日談も知りたいと言えば知りたいけど、きっと想像通りに「幸福に暮らしました」なのだろうから、ポストクレジットのラストカットで十分ね。
私はベネディクトのヒールブーツと、こじらせディートフリートがすきですよ。
