【後半が・・・】
先に公開された「外伝」が良かったので、劇場に足を運びました。
京都アニメの復興を願う人が多いからか、客の入りは良好。
で、このアニメ。
前半は良かったのですが、後半はどうかなと思いました。
「泣かせる」場面が多すぎるし、長すぎる。
原作がどうなっているか知らないのですが、このアニメでは、
1.ヒロイン自身の過去と想念
2.手紙の依頼主との約束
3.作品全体の枠になっている現代の家族物語
以上、三つの結末が最後にいちどに来るようになっている。
この場合、どれも「泣かせる」ストーリーってのは、どうですかね。
2はもう少し別の物語にしたほうがむしろ効果的だったんじゃないかな。
作品を感銘深くしたいなら、むしろ禁欲的であるべき。
泣きのシーンの濫用や泣かせようという意図の先走りはかえって効果を損ないます。
「外伝」に比べると、その点で劣っているように、残念ながら思いました。