このレビューはネタバレを含みます
アニメシリーズもう一回見直して臨みました。
思ったよりいろんな話が詰め込まれていました。
友情、家族愛、兄弟愛、死別、男女の愛情などなどいろんなものが盛り込まれていて、ちょっと盛り込まれすぎている気もしました。
ヴァイオレットとギルベルト少佐の再会を心待ちにしていたし、再会はとても嬉しかったけど、きっかけがあまりにも偶然だし、ギルベルト少佐の思いはあまり描かれなかったのも残念です。アニメではヴァイオレットを救い、育て、見守っていたかっこいい少佐のイメージだったんのに、あまりにも女々しく感じました。ヴァイオレットがあまりにも有名なドールとして成長しすぎたのもあるかも。
とはいえ、最後の告白シーンで「みちしるべ」を流すところ、ずるいなあと思いました。ぐっときた。
時代の移り変わりとともに手紙の在り方が変化しているのを描くところは良かった。思いがけず、病気の男の子の話で泣けました。「会わずとも信じてる」と「信じ切れずに会えない」が対比になっているかも。
全体的にはちょっと残念だけど、要所要所いいシーンはありました。