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凪待ちのはのレビュー・感想・評価

凪待ち(2019年製作の映画)
1.6
ギャンブル依存から更生しつつあった男が、事件に巻き込まれる事で再びギャンブルにはまっていく話。

シナリオは過酷、設定はスーパーベリーイージーモードって感じ。
つまり茶番。
とにかく主人公がどんな目に遭おうと何をしようと、優しいサポーター集団が寄ってたかって解決してくれるので追い詰められる感覚は一切なし。
こういう幸運が誰にでも起きる世の中なら、自殺する人なんてこの世に一人もいないと思う。
この世に優しい人なんて居ないし。
このシナリオを作った人って、人生の辛い事について本質的な部分が何もわかってないと思う。
どんなに大変で辛い事でも、一週間とか一ヶ月くらいなら誰でも耐えられますよ。
人生のうまくいかない状況って、その期間が十年とか当たり前に続くからしんどいわけで。
当然その間自分の限界を超えるベストを尽くしても報われないのが当たり前なのに、前向きなことは何もしないで助けてもらえるってこの作品の主人公は赤ちゃんなんでちゅか?

助けてくれる人が一人でも居る、つうのもイージー過ぎてどういう接待ゲーなんだよって感じ。
百円程度でも助けてくれる人なんて居ないのが当たり前、過去に敵対した人はもちろん、よくしてあげた相手からも徹底的に攻撃されるくらいから始めてもらわないと、「恵まれてるなあ」としか思えない。

しかもこの話の主人公は何度もやらかした上での話。
普通転落してドン底だと感じる人は、本人的には一度もやらかしてなくてももっと酷い目に遭うもんじゃない?

RPGのスタートで、「借金一億です」と言われて慄然とするものの、最初の村周辺のスライムが二千万当たり前に落としますみたいな話。
本来はシナリオが過酷なら、システム面はもっと過酷。
助けてくれる人間が一人でも居る状況でドン底とかバロスwwww
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