面白かったです。公開当時もフィルマークスで話題になっていたし、白石監督なので観たいなと思っていました。
『孤狼の血』も『凶悪』も良かったし、また暴力的で救いがない感じかな??と思ったら喪失と再生を描いた作品らしくそこまで救いなしって感じではない。
香取慎吾のダメ人間感は「あーこういう見た目いいのに目が虚ろなヒモ男いそー」って感じでなかなかリアルな雰囲気だし、ずっとドラマとか出てただけあって演技もお上手。
キレだしたり、みなみへの接し方とか素なんじゃないかと思うくらい自然笑
ネアカの人では無いんだろうなって感じ。
ストーリーは好き嫌いが分かれるみたいですが、ガエル・ガルシア・ベルナルの『失われた肌』的なダメ男がどんどん悪い方悪い方へ…次から次に悪いことが起きる…みたいな話し大好きなので良かったです。
依存症の恐怖を扱ったとか、殺人事件をメインに捉えるといまいちなのは良く分かる。
で、こういう男の人が結局見放されないのも何度みたことか笑
でも、あゆみのお父さんはいい人過ぎないか!?とも思った。女が年齢関係なく、この手の男に弱いのは分かるけど…昔かたぎの人情おじさんってことでしょうか??
あと全然関係ないのですが香取慎吾さんガタイが良すぎて最後のシーン笑ってしまいました。
なんかプロレスラーみたいなガタイだな…って思ったら面白くなってきちゃいました笑
