松井の天井直撃ホームラン

ヒトラーと戦った22日間の松井の天井直撃ホームランのレビュー・感想・評価

ヒトラーと戦った22日間(2018年製作の映画)
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↓のレビューは、以前のアカウントにて鑑賞直後に投稿したレビューになります。

☆☆☆☆

とてつもない力作。

毎年の様にドイツでは、ナチス物の作品が製作されており、日本でも何本か公開されています。

その中に於いても、この作品は。ナチス物でありながら作品構造は、《耐えに耐えて、最後に怒りが爆発》とゆう。或る意味、健さん主演の任侠映画に近い様式が有り。日本人にも馴染みやすいのでは?と思います。

「健さん映画?観たこと無いしなあ〜…」って人には、或る意味半沢直樹系です!…って言えば。もしかしたら興味を持って貰えるかも。

しかし、間違いなく面白く。観ていて終始スクリーンに釘付けになりましたが。内容が内容だけに、声を大にして面白い…とは言い辛い面が(ー ー;)

スクリーンを見つめ「ひょっとして…」と思いながらの鑑賞でしたが。やはり実話に基づく話でしたか。この話は初めて知りました。

極々一般人のユダヤ人捕虜達が遭遇する、地獄の様な収容所生活。やがて湧き上がる復讐の炎と脱走計画。
始めの内は、なかなか顔が判別し難い人物が数名居る為に、頭が少し混乱するかもしれませんね。

誰1人としてヒーローは存在せず。全員が明日をも知れない命。隣で跪いている仲間が、一瞬の内に虫けらの様に殺されて行く恐怖。
それだけに、最後の最後に怒りをぶちまける姿に爽快感は…全く無いのよね〜(ノ_<)
この辺りは健さん映画とは真逆。

胸の中にチクチクっと針の様なモノが刺さって来るこのやるせなさ(_ _)
唯一、残念だったのが。題名にも有る日付けに対する概念。

作品中に2〜3回【◯日目】との字幕は有るものの。我々日本人にとっては。その◯日目の重要性が分かり辛いのは、致し方無いところでしょうか。

※ それでも、確実に観た人の心に残る作品で。現在(9/19)僅かに全国4館のみの上映の為に、敷居は高いですが。もしも観れる可能性の有る方は是非とも。

最後にアクション映画ファンに一言。

ドイツ人将校で、収容所の親衛隊曹長役には…。
おおおおおおおおおおおおおおおおお
♪───O(≧∇≦)O────♪
クリストファー《ハイランダー》ランバートだ〜!

元気か〜?元気だね!うんうん元気だね〜(^^)
まだまだ老け込むには早すぎる。
アクション俳優として、是非もう一度デカイ花火を打ち上げてくれ〜\(^o^)/

2018年9月19日 ヒューマントラストシネマ有楽町/シアター2

※ 公開直後の話