「シャイニング」あのオーバールックホテルの惨劇から40年後、「ハロー、ダニー」でお馴染みのダニーの周りで巻き起こる怪奇と、それと闘う人々の物語。
「レディー・プレイヤー1」と同じく、シャイニングを視聴していることが前提の作品です。これから観ようという方は、是非キューブリックの「シャイニング」をご覧になってからどうぞ。
映画の造りとしてとても面白かった。純粋なホラーというよりは、残された者のその後を描く、ヒューマンドラマ+アクション要素が強いです。ただ、もちろんホラーらしい演出もあるので、苦手な方は覚悟して行った方が良い。
二時間半と長めだが、構成的に中弛みせずに終始緊張感を持って視聴できた。ただ、ベースボールボーイのシーンが…本当にかわいそうで観てるのが辛かった……
キューブリックは、ダニー役の少年にあまり怖い思いをさせないよう、ホテルでの男色表現を犬の着ぐるみに変えたりしたと聞きます。野球少年も、撮影中は笑顔溢れる現場だったといいな…
「シャイニング」よりも、各個人が持つ能力の名称について「shining」「shine」と呼称することが多く、恐ろしく忌むべき能力というより、天から授かった輝かしいギフトという感じがして、前向きで良かった。
ラストのホテルシーンは、こう、「ジュラシック・ワールド」で、Tレックスがインドミナスレックスをやっつけてくれた時のような、興奮と感慨があった。