みかさ

僕はイエス様が嫌いのみかさのレビュー・感想・評価

僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)
4.3
作り物ではなく生きた子どもたちがそこにいるような、まるでドキュメンタリー映画を見ているみたいだった。
宗教の学校にきてしまったとまどいや、前の学校は普通の学校でしたなど言ったり、知らない言葉には知らないという子どもらしさなどが素直にセリフに出ているのが好感。
鶏が歩くところ、ユラが歩きから走りに変わるところ、神社での対比や食事前のお祈り、足だけ映して他の子とユラの違いなど、印象に残るシーンやカットがたくさんあり、監督の丁寧さがよくわかった。
ただ家の食卓のシーン、部屋が暗すぎのような。あまりに暗くて重苦しく感じてしまう。
ファンタジーな映画なのかな?と予告を見た時には思っていたが、かなりシリアスな現実がかかれていた。
監督が次回作にどんな題材を使うのか楽しみ。
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