映像の美しさはあったが、原作より繊細さを感じなかった。
いらないかな?と思うシーンもあったし、こよみの母や元彼や酔っ払いの話しより、原作で良かった行助のお姉さんや父親を出して欲しかったとも。
仲野太賀さんの演技はとても素晴らしかったが、衛藤美彩さん(はじめて存在を知ったのですが)の良さが全然と言っていいほど伝わらず魅力的に思えなかった。監督の演出がもう少しだったのか。
あと技術的な事で気になったのは、三脚を使った固定の映像でもいい所(こよみの母や行助のベンチのシーン)を手持ちで撮っていて、妙に画面がゆらゆら揺れていて気になった。せめてステディカムを使うなり方法があったような。
良かったのだが、全体に惜しい感じでした。
エンディングは斬新でした。