ひ

マチネの終わりにのひのレビュー・感想・評価

マチネの終わりに(2019年製作の映画)
3.8
結局は映画の中の世界という前提はあるものの、住む世界違うからかあまり共感できず。
一度や二度しか出会っていないのに、とか、そんなアンジャッシュのコントみたいな、とか、諦め付かずに子供は作るんかい、とか、4年も経つのに真実分かったらそれはそれで再会していい雰囲気(なりそう)なんかい、とか。
なんならマネージャーが1番人間らしくも思えた。地獄には落ちてほしいが。。。
正しく生きることが目的じゃない人も世の中にはたくさんいて、現実でもそれは感じる。自分さえ良ければいい人というか。
けどそれは彼ら彼女らから見ればすごく理にかなっているんじゃないかとも思う。
分かりかうことはできないんやろうけど。

けど映画として、セリフもいいし、街や部屋も、音楽もオシャレで見ていて心地良い。
「未来は常に過去を変えられる」
「出会ってしまったらその事実をなかったことにはできない」
「夕べにすべてを見届けること」
人生でどうしようもない不運や不幸なことが起きた時、挫折だと思っていたこと、それらがあったからこそ今があるのは事実で、その出来事に感謝できるようになる瞬間があるのかなと思えました。
ただやっぱりあいつは地獄に...
テロはテロだからな。
ひ