戦争の贖罪とエゴのもつれ。
新しいアプローチの反戦映画でとても良かった。一貫して戦争をしてはならないという姿勢のまま、互いのエゴの折り合いをつけていく、軍としてのエゴと技術者としてのエゴのぶつかり合い。
映画のテンポが恐ろしいほど早く、かと言って映画的展開に不足があるわけでもなく、途中ダレたりせずにずっと面白い。本当に2時間があっという間だった。
一人の青年が軍に潰されていく様が割とあっけなかったというのが正直な感想だけれど、それでもエンタメとしてめちゃくちゃ楽しめるそんな映画
大和を作ることは日本の象徴として、そして戦争を止めるために必要だと。
美しさの先にあるのはいつも破滅だ。