アルキメデスの大戦の湯のレビュー・感想・評価

戦艦大和の欠陥を数学で暴き、戦争を止めようとした話という、一見『地味で難しい話なのでは？』という第一印象を覆す面白さと脚本の良さ、菅田将暉筆頭に役者陣の好演が光る秀作でした。

『実際に戦艦大和が作られたのか？作られなかったのか？』知っているのに、どう決着がつくのだろうというハラハラ感や、菅田将暉演じる変人数学者と柄本佑演じる真面目な軍人とのバディ感、銃では無く言葉で戦う『舌戦シーン』等、エンターテイメントとしても戦争映画としてもよく出来ていて130分間飽きなかったです。