湯

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)の湯のネタバレレビュー・内容・結末

4.4

このレビューはネタバレを含みます

とんだ神映画じゃねーか!!

灰原メインの映画はなんと『天国のカウントダウン』以来の22作ぶりだとか。
個人的に歴代コナン映画の中でトップ3に入るかも。

あれから少年探偵団や阿笠博士、蘭たちとの交流を経て前向きな気持ちになってる灰原だからこそ、昔では考えられなかった行動や台詞を言うのが良い。
他者に手を差し伸べられた灰原が、今度は手を差し伸べる役割を担うってところがエモいな。

時系列的に新一と蘭が付き合ってる後だから、灰原のコナンに対する想いがまた切ないのよね。終盤の行動も義理堅いな〜。再認識したけど、蘭と灰原の関係も良いな。

本作ではヒロインポジを譲った蘭ねーちゃんがもはや、キャプテン・モウリになってた。そりゃピンガも驚くわ。黒田管理官とのやり取り地味に好き。

キール苦労人で好きなので、さりげなくMVP級に活躍してて嬉しかった。赤井(ラム)や安室(バーボン)と違って、1番バレたら命が無い感があるのがヒリヒリする。ジンはキールの肩打つ癖でもあるのか?!(痛いからやめな!?)
コナンにエンカウントするバーボンとベルモットにも笑う。そりゃ動揺するわ。

監視カメラ映像で映る駅のホームや路上で、ジンとウォッカがお馴染みの黒服なのじわじわ来る。その服装を止めればいいのでは...とは思うもののあの服じゃないと締まらないのは事実。

スピッツの『美しい鰭』がまた、とんだ神曲じゃねーか!!
湯