菅田将暉がすごい。物語の構造が見事。側近に柄本佑をつけたのも良い采配だと思う。日本は島国であるがゆえに海軍国であり戦艦はその象徴でありおそらく軍隊などの意思決定もよくわからない論理が動いているあたり、日本という国を再見しているような気分になる、実際がどうなのかは知らないのだが。
櫂直（菅田将暉）は日本を捨てると言いつつも全体の流れから大事な人のためとかではなく日本を捨てれないのだと思った。日本は現在が絶望的であっても過去の成功体験に固執してしまい壊れ切った正しさを持つことが多分にあるのではないかと思ったりもした。そういうところ、興味がある。
しかし当時の数学者というのはかようにも計算が速いものなのだろうか。協力で挙がっていた東大の数理科学研究科の人たちも驚くスピードだと思う。B列で首が辛かった。
