このレビューはネタバレを含みます
家のテレビで映画をみるときは、大抵ながら見するのですが、この映画は初っ端から、携帯を見ていたわたしの目を奪って離しませんでした。
三田紀房の漫画を映画化したもの。
最後までみるとわかるのですが、実は1番最初のシーンがものすごく重要な役割を果たしているということに気づかされます。
ラストはもっと続きを見たいと思わせる終わり方なのですが、それでもしっかりと意味を理解できる内容に仕上がっていたことに気づかされます。
私の場合は結局、ラストをみたあと改めて始まりのシーンを見直してしまいました。
日本の歴史のなかで戦艦大和の話がこれだけ受け継がれてきているのは、単に史上最大の戦艦だったからではなく、その造船自体に大きな意味が込められていると思わせるからなのでは、と考えさせられました。
ただ、沈没してしまう様をこれだけ最初に印象的にみせたのは、実は数式を取り入れなかったのでは、と疑ってしまうような終わり方でもありました。
深いです。