アルキメデスの大戦のネタバレレビュー・内容・結末

アルキメデスの大戦2019年製作の映画)

上映日:2019年07月26日

製作国:

上映時間:130分

4.0

あらすじ

「アルキメデスの大戦」に投稿されたネタバレ・内容・結末

序盤の戦争シーンからは想像出来ないほど
作り込まれたストーリー性のある作品。

主人公は、日本の未来の戦争をとめる為、
数学のカリスマ性と、
無理難題を突きつけられても
地道に泥臭く向き合う姿勢を持ち合わせた
(元)天才学生。

好奇心と使命感から、
逆境を次々と覆していく姿が
疾走感を感じ、癖になる。

何より、最終局面でのどんでん返しは、
作品に、より奥行きを感じる展開となっている。
2020/27本目

"戦艦 大和"

天才数学者が莫大な資金がかかる戦艦建造の実態を暴く

大和の使命

日本という🇯🇵日露以降の日本の考えを覆す為に

日本の運命を担う為に大和の担う使命とは、、

大和建造の為に数式を
全日本人に見て欲しいって思った映画&邦画ベスト3に入る

エンドロールの始まりが絶妙。菅田将暉の名前が出てきた後くらいに櫂の涙にもらい泣きしてしまう

櫂が「この船は日本を見ているようだ」と大泣きしてる横で、海軍兵が「美しいです。まさに大日本帝国そのものです」と目を輝かせてる。日本の未来の全てを悟っている櫂と何も知らない海軍兵。博識な人間と無知な人間の見る未来の違いは、現代社会でも変わってないな、風刺っぽいなって思った

日露戦争に勝利してからの日本って、とんでもなかったんだろうな、きっと異常だったんだろうな。民衆は、自分たちが神になったように無敵だと錯覚してて。それが錯覚であることは一部の人間しか気づいておらず、同じ思想を持つ社会の中で、狭い視野で生きて、何の疑いもなく破滅へ突き進んだ、その様子をどうにも耐え難く、自滅を望んで作られた船

一番最初にその全貌が描かれていて、隣で仲間が首が飛んでいったり、射殺されても、闘う手を止めない日本軍。一方で、墜落した飛行機に生きてる人員がいればほかの仲間が速攻で助けに行くアメリカ軍。海に落ちた兵士が助けられる始終を見たひとり日本兵の驚き顔、鮮明に覚えてる。あの頃の「命」の考え方が日本と他国では既に異なってしまっていたのだなーと。真っ暗なエンドロールで、ひたすらに考えさせられた
菅田さん演じる櫂の変人ぶりが、前半見ていて面白かった。
戦艦を測る際に、柄本佑さん演じる田中正二郎に、”測りたくならないのか”、"変わってるな"と言い出した場面は、笑ってしまった。
変わってるなって・・・櫂に言われたくはない。

あと、櫂と田中正二郎のやりとりが面白い。
資料が少なすぎて、見る事の出来ない資料をどうしても見たい櫂と、
見る事が出来ないと正二郎の攻防戦が面白かった。

建造予算の証明を始めてからは、終始、櫂は熱い。
しかし後半、戦艦造りを阻止できたと思ったら、
平山に呼ばれ、大和の模型を見せられる櫂。
美しいものは測りたくなる性格。
そのうち、それを作り出したくなる気持ちにもなるよなぁ。
結果、沈んでしまうんだけど。

戦艦が格好良いです。
模型ですら格好良い。
気合を感じます。

軍人嫌いだった櫂が、計算能力を評価されて軍に巻き込まれ。
気付けば、戦艦を生み出し、最終的には乗っていた。
戦争って怖い。
能力と出会いで、争いに巻き込まれてしまう。

原作は、続いてるようで。
櫂も昇進していってるんですね。
映画は、コミックの最初の話なんだろうか。
実写映画感ないけど、これ実写映画なんだよな。
格好良い実写映画。
めちゃめちゃ面白かった、、

ラストが特にめちゃくちゃ面白い

平山案が潰された時に心の底から喜べてなくてなんで??って思ったらそういうことか〜

敵であったはずの平山のほうが先を見据えていたのか、、

見方が色々逆転するのがおもしろい
前情報を全く入れずに鑑賞したけど、予想の遥か上を行く面白い映画だった。
最後の会議のシーンは、演者さん達の熱のこもった演技に胸が熱くなった。
あまりに演技が素晴らしいので、このまま本当に平和になるんじゃないの…?って思ってしまった。
最後に大和の名前が出た時には鳥肌がたった!
* 数学で戦争を止めようした主人公・櫂正が「数字は、嘘をつかない。」と、会議ぎりぎりまで必死になって不正を暴く姿はとても痛快だった。

* しかし、この不正の理由は軍事費や造船予算が公表されてしまう現状で、敵国に巨額の大戦艦が日本で作られているという情報が他国に漏れて警戒されるための対策だったのだ。「敵を欺くには、まずは味方を欺かなければならない。」櫂を含む民間人には到底辿りつかない思考である。

* さらに、平山は櫂だけに真の理由を伝える。時は1930年代後半、この戦艦が造られようと造られまいと、戦争は近いうち必ず起こりうると誰でも簡単に想像がついた。日本国民は日清戦争・日露戦争とどんなに過酷な戦況になろうとも最後の1人になるまで諦めずに戦ってきたが故に、日本国民は負け方を知らなくなってしまった。
櫂は、この圧倒的な存在感を示す大和と名付けられた巨大戦艦を戦力の象徴と捉え、日本国民の戦意を盛り上げ、戦争への道へと後押しする存在になると危惧していたが、平山はこの戦艦を人々の憑代(よりしろ: 神霊が現れる時に宿ると考えられるもの) として、熱狂させ、期待させて、派手に大国に大破させる事で、日本が滅ぶ前に救おうとしていた。

* 大和の船出を見送る櫂の目には、ただ1人真実を知りながらもどうにもできないもどかしさ、悔しさと悲しさが込められた涙が溢れ、近い将来起こる日本の敗北を予期していたのだろう。しかし、皮肉な事に乗組員を含めた全国民は希望に満ち溢れた眼差しで大和に熱狂しているのだ。歪んだ世界が間違いなく当時の日本にはあったのだと実感した。
原作は未読。

ナレーションとモノローグが煩わしいのと、菅田将暉の演技が軽すぎて浮きまくってるのと、鶴瓶の心変わりが唐突でおかしいのと、計算式が浮かぶ演出がダサいと思ったのを除けば、割とスラスラ観れた。

ラストの甲斐少佐の葛藤と選択が神の視点過ぎて腹が立つけど天才共の血の通わない“割り切り”には妙に納得してしまいました。
めちゃめちゃよかった。

戦艦の平山案か空母の藤岡案かを決めるために、平山案の見積もりが少なすぎると、菅田将暉が必死で船の計算を解く。
でも、結局日本が敗戦することを見越して、終止符を打つための船だったことは本当に感慨深い。
絶対に沈まないと思われていた船が沈む、日本を敗戦へと向かわせる。しかも、名前が大和。

そして、数学の天才を演じる菅田将暉がかっこよすぎる。天才すこ。
決しておごらないこと。
時代によって価値は変わるのだと。自分が感じる大切なものを見失わないように。先を見据えている人は本当にすごい。

負け方を知らない日本が、戦意を失うための船とは言葉にならない深い想いがあったとは。
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