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泣くな赤鬼のeryuのネタバレレビュー・内容・結末

泣くな赤鬼(2019年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

 先生と生徒の本当の想いってなかなかその時に伝わらないものだと思う。親子関係にも似ている気がして、高校生は特にそれが強いのかなとも。先生が熱を持って伝えたい想いと、先生に見えないところで生徒が考えていることが伝わり合わないもどかしさを感じていた。
 時が経って、当時の想いを理解し合うことができたとき、「赤鬼好きだよ」という言葉が発せられて涙が止まらなくなった。先生が斎藤に、わかってあげられてなくてごめんと振り返るところも、斎藤と最後にサインを受け取るところも涙が止まらなかった。
 柳楽さんの絶妙な間合いと、役から伝わってくる感情がすごくわかりやすかった。そして堤さんが受け取って返す力があるから観ている者に伝わりやすいのだと感じた。
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