このレビューはネタバレを含みます
16歳でフランス王妃となったメアリー(シアーシャ・ローナン)は王であるフランソワ2世が崩御した為、故国スコットランドに帰国する。
メアリーが不憫。現代人並の価値観を持っていて頑固。それ故に敵が多かったとは言え権力争いに翻弄されていく様を見せられる。夫のヘンリー(ジャック・ロウデン)、兄のマリ伯ジェームズ(ジェームズ・マクアードル)、臣下のボスウェル伯(マーティン・コムストン)、姉のエリザベス(マーゴット・ロビー)と近い人たちにも裏切られる。いくらなんでも裏切られ過ぎ。
原題は”Mary Queen of Scots”で、メアリー王女のことを指している。邦題は「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」。二人が対照的に描かれているのでこの邦題もいいと思う。