あちゃん

岬の兄妹のあちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

岬の兄妹(2018年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

つまり何が言いたかったんだろう、これに尽きました。
私の理解力がないことを大前提として感想を書きます。

自閉症の妹とボロい家に2人で暮らす足の悪い(あとやや知的障害もある?)兄が生きる為の物語でした。
勝手に家を出てしまう妹を探し、見つけ出したら見知らぬ男とセックスをしていたことが判明したところからどんどん堕ちていきます。
しわくちゃの10,000円ですら本人たちからしたらその日暮らしの大金になるんだと思ったら現代の歌舞伎町に寄生してるキッズを彷彿とさせるなと思いました。

兄は足も悪く、港町の田舎なので仕事を失い妹を10000円でヤらせるという売春行為を島の住人に声かけたりしますが自閉症の妹も理解していないのか、親からの愛情を知らないからなのか求められたら笑顔で応えるという部分に精神的な寂しさのようなものを感じました。
案の定、妊娠をするのですが一番行為をしていた男はとんずらし子供を堕します。

命の軽さと決断の甘さと日銭の為に愚行を繰り返すバカな兄妹だなと素直に思いました。
妹を殺そうとするシーンは本当に自分が可愛くて仕方がない兄なんだなと強く感じました。

最後の海辺のシーンではばら撒いた買春のミニチラシをまだ持ってる客からの電話で、妹をまた売春させるのかなと思ったのですが着信は切れているので折り返すのか、知らんぷりして妹をそのまま連れて帰るのかはこちら側の想像に委ねてるのかなと思いました。
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