IMDbも出ねー。とか思ってたら前にリストまで入れてたっぽい（笑）というわけで少ないこの監督と作品の情報を先に付記しておく。

原題: Танцор
別題: Tantsor, Mocekvave
監督 製作 脚本 編集: Salomeya Bauer
撮影: Nikita Babenko
音楽: Alexander Khrenov
キャスト: Irakly Kardava, Revaz Chokhonelidze

https://www.imdb.com/title/tt3963178/?ref_=ttfc_fc_tt

岩波ホールで販売していた冊子（シネマリンでは取り扱わず）にも上記の情報は少なめだが、卒業制作であり、画家として注目されていることがわかる。それはこちらにも詳らかだ。

https://www.saatchiart.com/salomeyabauer

さて、内容ですけど同国の民族舞踊にかかわる3世代の人物を描いたもの。『花咲くころ』の婚礼のシーンを想像していたらかなり違うのね。これは別の趣きがある。

短編ドキュメンタリーとして、手間のかかることを避けて色々なものを美しく色々な撮り方してみましたよ。って感じです。劇映画でないと難しいようなショットとかは避けている。題材と言い、ああ撮影のバベンコともども（以後の短編も担当）卒業制作だもんね。という思いが拭えない。

ジョージア映画祭にて鑑賞。

踊っても富むわけではないが、踊る人々。
青年は家庭を持ちたいが、踊りだけでは妻や子供を食わしてやることができない。少年は母親に自転車を買ってもらうも、おんぼろの自転車だった。

民族の誇りのために踊る、などといった大それた動機ではなく、気が付いたらいつの間にか踊っていた、といった印象。

＊

メトロノームの音が好きだった。
思い出す手習いの日々。

『少年スサ』との同時上映。
横浜シネマリンの「ジョージア映画祭in横浜」にて鑑賞。