国定忠次もの連続でした。そして改めて思う。千恵蔵の年齢とかストーリー上のちょっと無理ある展開なんてまったく気にならないんだけど、父子兄弟の扱いとか普通すぎる。それに合わせてこういう西洋音楽乱用するのっ>>続きを読む
感情移入させる部分は国定忠次であったからという部分が大きそうだ。
尚、『信州血笑篇』はフィルムの発見を願う意味も兼ねてレビューしないことにする。
倦怠感のうがいや、ものぐさな台所、成瀬らしい笑いが散りばめられているんだけど、現実感の出るそれらも手伝い他人事じゃなく怖い。
溝口映画に出てくるようなだらしない男ではなく細君の詰問で素直に吐いてしま>>続きを読む
韓国では『誤発弾』『下女』と並ぶ評価のある作品。70年代、朴正煕の軍事独裁政権下の閉塞した空気を若者を通して現出させ風刺したものだと思われる。
現実感を持たせる意図だろう主演を含む学生の配役がすべて>>続きを読む
映像面はともかく悪趣味な『鉄路の男』。ギヨンからすると異色作な気がする。
主要人物全員に泡の音とともに回想させる。おそらく区別するために冒頭のソヌのみ音がしない。謎が増えて行くが、それらは結果答えが>>続きを読む
『愛の果てへの旅』しか観たことなかったのだが、ソレンティーノってここまで遊んじゃうのね。ベルルスコーニが題材だけに許されるし楽しめた。
最初ストーリーの有無以上にキム・ギヨンから音声を奪ってしまうのはかなりの損傷ではないかと思った。これまで鑑賞して来た中で殴る音や罵倒する言葉などが印象に残ったからだ。しかし、古い作品というのを見つめた>>続きを読む
ああ、やっぱりサティって書いてたのかな。ダフパンとソフトセルは読めた。さて、そんなどうでもいいようなことから始めるのはですね。サイケデリックにして仕舞うことは聴覚的にだけではなく視覚的にも主観での視点>>続きを読む
見知らぬ家に嫁いだ少女という観察者視点がきれいな美術と照明とともに観る者と同期する。冒頭に対するラストであったりメイのスアンに対する思いであったり、色々と示唆に富んでいる。
障害、虐待、不倫という字を見て、この抑えた調子からそうなるのかと。それなら個人的に堪えるなあと思ったら案外観れた。これがセマウル映画というのであったから良かったと個人的には安堵する。
設定の無理矢理感が。女囚は1人殺して懲役、友人が強盗殺人した男は死刑台って、さすがに。
前半の回想シーンが良いってことだろうか?
全編を通してモータリック・ビートみたいなシンプルな音が聞こえる。これもあってテンポがすごくいい。
リンゴ畑からの目玉と夢の中の指は、くだらなすぎて笑えなかった。
出てくる人物ステロタイプだとしても、いわばカラヴァッジョ、ルーベンス、レンブラントとかを観てる感じ。
登場人物の噛み合ってない具合がすごい。それが、現実では気づくことのないフィルターを通した現実とも言えるが変な人ばっか。古墳出てきてからは映像がそこそこきれい。
翻訳サイトにかけると「气球」は「風船」。風船を撮りたいって月並みなものを一人っ子政策にかけてコンドームにして事前に知らない人に笑いを誘う。また最後、出てくる風船がどうなるかは想像もつく。
予告編にあ>>続きを読む
コワイコワイ。内幕物ってよりホラーだよ。どこが現実か夢か劇中劇か妄想かわからない。それらが溶解しているから怖い。あとやたら電話を使うのも。台北ではキキに郷里ではマークに。どちらにも居場所がないとでも言>>続きを読む
英題を訳すと『富春山居図』、黄公望の絵巻物そのものらしい。直線的な移動撮影と四季の景色でそう見せている。限られた予算の中でとか、デビュー作と考えるとプラスしたい気持ちもあるけど、手放しで褒めようとは思>>続きを読む
得るものはほとんどないかな。コメダについてそこそこ知れたってのはあるけど、それがドキュメンタリーの魅力とは…ところで持ってるCDのジャケと同じ写真が一瞬映った。あれはなんだったんだろ。
映画関連で行>>続きを読む
映像的にはこのあと『出発』撮ったんだなあとけっこう感じた。
レビューに書くことではないのだけど、後ろの席のアホのせいで内容以前に集中できなくされた。頭被りもけっこう来てたし。
LalkaがLalkaを観る。実は初ハス。ソフト幾つか持ってるのだけどまだ観てない。プルスの原作は年始くらいに借りたけど厚さで読まず仕舞いで返却。彼の代表作且つ何度か映像化されてるらしいが鑑賞機会がこ>>続きを読む
本人の歌唱と言葉に重きを置いたドキュメンタリーである。故に説明的な部分や他者へのインタビューは排されているのだが、それでもマリア・カラスという人間の人となり、またオペラというのが歌劇と訳されるごとく演>>続きを読む
ヘテロとかホモとかどうでもいいみたいなことも言わせてたけど、けっこうロージー自身が投影されているのかな。
なんだかんだロージーらしい作品だと思いました。