映画を愛しハリウッドに愛された男って感じる。
彼の人生の全てが私たち観客を楽しませるものになってしまっている。芸術性とエンタメ性を両立して映画を撮るってどれだけ緻密に計算して練られてもほんとに難しいと思うけど、スピルバーグは感覚的にそれをこなしてしまう。直感で撮っているからこそそれができるのかな。自己分析はしない、直感が失われてしまう。て言葉がすごい印象的だった。
人生において辛い経験も興奮した経験も感覚的に映画に反映している。
彼の映画は無意識的に彼の経験から生まれている。
紛れもなく天才であり、いつまでも少年のような感覚を失わず、ひたすらに映画を愛した男。
作った映画が時代を創り、ハリウッドを変えてきた。かっこよすぎるスピルバーグ。