斬新な演出で楽しかったです。
お話的には、本人にとって毒でしかない•どうしようもない環境に苦しむ女子高生の悩みっぷりがテーマ。10代の頃って自分で自分の環境を整えたりをまだできないから、きつかったよねー。なんて思いながら見てました。その女子高生の拗らせ方がクセが強くて見せ場のひとつでした。
こういうテーマに幽霊がセットになってる時って、幽霊は女子高生の病んだ心が産み出した内なる存在であるかのようにも実在してるようにもどちらにも取れるように描かれることが多いのだけど（洋画のホラーの伝統的なパターン）、本作ではもうはっきりと「これは幽霊ですっ。実在しますっ」って感じで描かれてるのが潔くてよかったです。
幽霊が実在することが前提になってますと、この映画に合わせて人という存在の意味？定義？を変えてかないとダメなんで無駄に頭使いました。
結論。生きてることと死んでることの間に違いなどないっ。かもしれない。いやあるだろ。
