彼女はひとりの作品情報・感想・評価

「彼女はひとり」に投稿された感想・評価

ヌマ

ヌマの感想・評価

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10代の自分が見たら共感で窒息死したと思う。丁寧さと熱量の混ざり具合がホラーテイストで凄く良い分量だった気がする。すごく好きです
青

青の感想・評価

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これも広島旅の中で
めちゃくちゃ久しぶりのシネマ尾道
シネマ尾道に行きたくて鑑賞。
まさかの劇場貸切…..!、、
んで何も前知識入れずに見たら怖かった….(いやホラーとかではないけど)怯えながら手に汗にぎりながら鑑賞(笑)

鑑賞後ブルートピア(我らの自主制作映画)の方が映像は上!て言葉が真っ先に飛び交った、笑

心理学専攻の院生の修了制作作品というのは興味深いしどこか納得

思い出
ずっと「独り」で生きてきた彼女が、決して「独り」ではないことに気づけたと願わずにはいられない終盤の展開が切なくも、さりげなくホラー仕立てで斬新にして新鮮!
新世紀に「Jホラー」を進化させる力が監督たる“彼女”にはあるはずと、今後が楽しみになる快作!
ひま

ひまの感想・評価

3.8
終わってから上映時間知ってびっくりした。60分とは思えない濃厚な作品。
カメラワークとか音楽の使い方とか突っ込みたくなるところはあるけど脚本と演技は修了制作のレベルを超えてるんじゃないか。
青春映画チックなアイデンティティの喪失と再構築をホラー風味にして、それでいてジャンルに飲み込まれずに心の機微を表現している絶妙なバランスが良かった
とてもよかった。丁寧な映画づくり。こんな若手の映画人がどんどん出てきたらいい。
DrYOUKI

DrYOUKIの感想・評価

4.1

このレビューはネタバレを含みます

第35回高崎映画祭。何か面白そうな作品がないか片っ端から予告編観て、ドンピシャで好きそうなのを発見!!

ホラー × サスペンス × 青春

鑑賞後、タイトルの意味をじわじわと感じる作品。

そして、濃密。60分でこんなにお腹一杯になれるなら、最近の大作、アカデミー賞ノミネート作品の120分越えはなんなの?って思いたくなるぐらい。笑笑

孤独と復讐。

澄子 (福永朱梨) は、父親や幼馴染の秀明 (金井浩人) 、聡子 (中村優里) 、一番近くにいた人たちの知らない世界に触れることで、孤独を感じ、裏切りに感じ、押しつぶされる。自分がいなくても成立する世界。私の存在意義は?

居場所欲しさの暴走。猟奇的で淋しさを抱える澄子が嫌いになれない。


フルはBlogで。
https://ameblo.jp/black-harmony/entry-12734153895.html
中川奈月の立教大学大学院修了製作作品。
飛び降り自殺が通奏低音になっている。当然「高さ」が主題になるのだが、本作は「高さ」を撮れていない。冒頭から橋に佇む澄子(福永朱梨)を俯瞰で人物ごしの川バックで撮っている、しかしバックが水面なので平面的になってしまい、高さが描けない、怖くないのだ。さらに人物が画面からフレームアウトで飛び降りを表現する。黒沢清の「神田川淫乱戦争」のラストカットの悪影響ではないか?高さを強調するには橋は下から撮るべきだ。しかしそもそも橋が低い、これで自殺出来るのだろうか?
さらに「距離感」がつまらない、スリルがない。人物同士の距離感やステージングで芝居の温度や空気感が生まれる。本作のようなサスペンスでは距離感は生命線になる。お互いの距離が詰まったり離れたりしながらいつゼロになるか?つまり触れあうというクライマックスをどう作るかが腕の見せどころだ。本作は抱き合う場面が4回ある。澄子と父(山中アラタ)、秀明(金井浩人)と波多野先生(美知枝)、澄子と秀明、澄子と波多野先生だ。それぞれが重要な芝居場になる。クライマックスの澄子と秀明の場面は、福永朱莉の狂い方が凄かった。本作の白眉である。しかし他の3つの場面は物足りない。官能や様々な感情が噴出しない。肝心なのは澄子と秀明と聡子(中村優里)の関係で、中川監督はパンフによれば澄子と秀明の恋愛感情ははっきり否定したかったというがどうもそう見えないし、澄子と聡子は同性愛的な感じもする。「嫌いが好き」であり、好きな人をいじめてしまう物語だ。三人の濃厚な感情、澄子と父の感情は深掘りして欲しい。
橋、河原、階段、廊下、屋上が頻繁に描かれる。男たちは底辺の河原にぐだぐだして上を見上げるばかりだ。屋上に登れるのは女たちだけだ。ラストも女三人である。澄子と聡子は判る、しかし波多野先生がこの濃密な二人に割って入るのは強引に思えた。聡子が見えるのは澄子と秀明だけだ。ラストがこれでいいのか?疑問が残る。
「密告」がテーマになっている。
「亡霊」は本作の主題だ。冒頭、ガラスの映り込みに母の亡霊が現れる。教室に現れる聡子の亡霊は失敗だろう。ロングの客観ショットで描いたのはミスだ。ちゃちくなる。
福永朱莉が好演。他の役者が下手。
撮影は芹澤明子。ビスタサイズ。
SUGIBO

SUGIBOの感想・評価

3.0
2022年 45作品目


 この手の邦画はチャンスがあれば
 見る事にしている。

 予備知識ゼロで鑑賞。

 復讐劇。脅し。手段がなぁ?
 見えない人が見える。ホラー映画?
 でも最終的には人間ドラマでした。

 この展開、ストーリーが評価されて
 なんか賞をもらったようです。


 親友の女友達に自殺され。
 父親に裏切られて。
 男友達には聞きたくない事聞かされ。
 「彼女はひとり」
 
 救ってくれる人がいない状態で闇堕ち。
 こういう解釈で良いのか?浅いかな?
 60分の人間ドラマでした。
ryo

ryoの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます


自殺未遂をした女子高生澄子が自分が負を抱える原因となったコトに復讐をしていく。
澄子が負の感情のみを持つ映画の中の姿になる前は恐らく、大人が教える社会のルールと自分の感情のバランスをとりながら、負を抱えなくても純粋に生きられていたのだと思う。しかし、裏切られた父親の行動から澄子は孤独になっていく。そして”他人を尊重して分かり合って生きていく”ことが、自分の想いを隠し、他人を欺く行為に感じたのではないか。だから劇中では、自分にも向き合えず孤独に負の感情を振りまいていく。ただし、他人を理解したいという想いもほんとはあるのだろうと、父親との会話や秀明との会話、表情行動から感じた(というかあって欲しいという自分の願望もある)。
それと、幽霊や幻聴が劇中印象深く使われている。初めてこんなことを感じたが、幽霊や心霊現象的なモノは、自分の思いが、社会のルールや他人の思いとぶつかり生み出される不協和音なんだと感じた。
異常なケースに見えてしまうが、ただ高校生という微妙な年頃で、誰もが経験する自由とルールというバランスの間でフラフラしてしまうこと、それがいろんなコトが積み重なり孤独に突っ走ったら、、、というダークな青春モノといった感じ。
最後に、、主演の方の演技が素晴らしかった。特に孤独とはこういうことという表現がよかった。究極を言えば人は他人から理解されない存在であり、誰もが澄子のような部分を出すポテンシャルを持ちながら、それでも他人と生きていかなければならないという矛盾を抱える瞬間、これが孤独ということなんだと思った。
ただひとり他の人に理解されないという孤独ではないんだと、勝手に希望を抱いておく。
mmm

mmmの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

記録忘れ

幽霊がさりげなく登場する感じの一方で、ヒステリックな主人公との対比が、どっちの方が怖いのだろうかと、思わせてしまう。

黒沢清っぽさもありながら、思春期の青臭さを影の演出を使いながらドラマチックに描いてて、短いながらも楽しめる作品。

何もかも嫌になる時期って、若さゆえの抵抗とゆるせなさなのだろうか。
色々と演出を狙いすぎてる感もあるが、その若干のガチャガチャ感も主人公の心情にマッチしてる。

修了作品でこのクオリティはすごい。
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