片腕マシンボーイ

彼女はひとりの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

彼女はひとり(2018年製作の映画)
2.5
山内大輔監督あたりがピンク映画リメイクしたら俄然エンタメ度増し増しで面白くなりそうな青春キチガイサスペンスやったなぁ

自殺未遂した女子が休学を終えて帰ってきたぞ!そして幼馴染の男子の弱みを握って脅迫し始めたんやがぁ……彼女の目的はいったい?って話

そうねぇ……握った弱みとそれに対する要求のバランスがとれているのか?思ってしまったからば、素直に女子に言われるがままにおばちゃん相手に援交する男子に……そんなことあるぅ?単なる性欲猿男子やんけぇ?としか思えんかったのよなぁ
これがピンク映画ならその辺りの設定の緩さが気にならなくなるのよ、何故なら全てがエロへと流れてゆくのがピンク映画やからね!

逆に脅迫者である主人公に関しては、ピンク映画でないのなら、そもそも脅迫なんてしてないでさっさと弱みを晒してしまえば良い!さもなきゃ君のやっている事は高尚な復讐ではなくて、単なる下世話な欲望でしか無いのよ……
そう、金銭欲っつ〜1番おもしろくもない煩悩によって踊らされた哀れな存在にも関わらず、私の目的はこの心の奥底に眠る深い傷痕を癒す復讐なのよ!つって言い訳で息巻いて酔っているだけのまぢ陳腐で憐れなヒロイン、まぢ泣けるスンスン

まぁハマらんかった内容から目を背ければ、学生映画として技術面は標準以上で見やすかったし、なんといっても豪華キャストで主演の福永さんのみならず、中山アラタ出てっし!
あれ?堀春菜……最近の堀春菜とちょい前の堀春菜がマシンボーイのなかでイマイチ一致してなくて、昔は苦手意識あったんやが、最近の「わたしの見ている世界が全て」や「スミコ22」で堀春菜いいや〜ん!なったマシンボーイは、久々に観たちょい前堀春菜がどこに出ていたんか気づきすらせんかったわぁ

ま、いろいろ言うたけども、復讐映画やなくて、強欲女子高生のせしめたろ学園ストーリーとして観れば悪くなかったかもな?最終的に主人公女子と女教師の落とし所とか悪くなかった思うし〜
あ、観たん半月以上前で曖昧な記憶辿ってレビューしてっから的外れやったらゴメンやでぇ