隣夫婦が可哀想すぎる。隣人ガチャというか、違う価値観の他人同士が隣同士で住むことによって起こるトラブルというのは決して他人事ではないなと考えさせられた。
本作では伸びた木の枝がポーチに影を落とすという問題から始まったが、こちらの敷地にまで枝を伸ばしている隣家の木に悩まされるというのは日本でもよく見られる問題であるし、それを伝えてトラブルに発展するというのも珍しくない。
上映時間は短めなのだが、もっと短くまとめたショートフィルムとかだったら評価は違ったかもしれない。
特に夫婦の息子のクズ描写パートは物語の始まりにあたるものの、全体で見たときに中だるみの原因に感じてしまい、個人的にはもっと削って良かったんじゃないかなと考えてしまう。
オチはめちゃくちゃ読めてしまうが、意外なオチが正義というわけでもないので、これはこれで良かった。