『失われた週末』レイ・ミランド監督・主演作
核攻撃を受けパニックになる中、家族を守ろうと奮闘する男を描いたモノクロ・ドラマです。
1962年作品ということもあり、父親が全権を握っていて女子供は従うだけ、というザ・家父長制な構図にはちとイライラ。
妻と娘がクソ無能過ぎるんだが( ・∀・)ノ
ハリー(レイ・ミランド)は、妻アン、子供2人と共に旅行へ。
と思ったが、道中でアメリカが核攻撃を受けたとのラジオを聞き、急遽サバイバル旅行に変更。
家族を守る為と食糧やガソリン、銃を仕入れ、金が足りなければ殴ってなんとかする。
そしてキャンプ場の洞窟で暮らし始めるのだが……
何処からどれだけの核攻撃を受けたかも分からない。
頼りは2時間おきの緊急ラジオ放送のみ。
そんな中、一人で何もかもを仕切り、先を見越して行動するカッコいいパパ!
と見えなくもないのですが、流石にちょっとやり過ぎですw
家族の為と言われたら……んーまあ分からなくもないのですけどね。
そこへ、
そんな父に憧れ背中を追いかける息子
何も知らない娘
理想でしか語らない妻
ここぞとばかりに儲けようとする商人
略奪する輩
パニックになり騒ぐだけの者たち
が登場する。
こんな時、貴方ならどうしますか?
そんな作品。
原題は
Panic in Year Zero!
そして
There must be no end
only a new beginning
実際に起こり兼ねない昨今、色んな立場でどう行動するか考えるのも、良い勉強になると思いました。