目撃者の大学4年のネタバレレビュー・内容・結末

正義のために警察に通報して身元を晒すか、家族を危険に巻き込まないように殺人を黙ってるのか。設定としてはめちゃくちゃ良いところを突いて面白い！！
ただ家族だけ田舎に帰したり、警察に匿ってマンションを見張らせたりとかもうちょっと構造としてやりよう無かったのかなーって思ってしまう。これだと主人公がただダンマリ決め込んだ臆病者に映っちゃう。いや、臆病者なのか。韓国では情報提供した人の顔や住所は特定されるのか？？


人間の感情の機微をうまく利用してる。住人がマンションの評価が下がって値段を落としたくないから、ビラ配りや捜索を中断するのもそうだし、それぞれの葛藤を重ね合わせて簡単には善悪を判断させないのがうますぎる！ラストの肉弾戦アツい！ちゃんと山の土砂がどうのこうのって前半で伏線張ってたのを忘れてた！
起き上がる時に泥の中から目がギョロっと目を覚ますシーンは震えた。

なんかずっと惜しいんだよな。設定は面白いのに、いやそうなった時にそんな選択しないだろ！っていうのが多すぎる。緊迫した中ならわかるが、言わないと決めて何日も使ってるなら尚更ダメだ。全員がアホみたいに見えちゃうんだよな。