冒頭の地上に降り立つ迄の流れがスゴい迫力で臨場感があって釘付けなりました。その後は中盤までは所々に後半への不穏な布石はあるものの、潜入作戦の戦争映画の雰囲気でハラハラして面白いです。
研究施設に行ってからは雰囲気がうってかわって、おぞましい実験の内容が見え始めて来て背筋がぞわっとするような雰囲気で怖くなって来ます。
ただ実験の全容が見えてもゾンビ一辺倒にせずに、潜入物の体裁をちゃんと保っているのが流石。
言うこと聞かないボイス、肝っ玉娘、クール伍長、極悪ドイツ将校など登場人物に魅力があって物語を更に盛り上げていました。
クリーチャーの容姿をはじめとしたグロ描写も質が高く怖さを高めていました。グロだけにならずメリハリを効かせている感じでした。
一歩間違うとＢ級に堕ちてしまいそうな設定をリアル感を出す演出でＡ級に昇華させているのは、プロデュースしているＪ・Ｊ・エイブラムスさんの手腕でしょう。昔風のタイトルバックなどらしさが出てますね。
お守りは伏線と思ったのになぁ(笑)
おばさんほったらかし？などツッコミどころもあるけど、さほど気にはならないし面白さの方が勝りました。
最初から最後までハラハラドキドキでホラーアクションとしてスゴく楽しめた作品でした。
まとめの一言
「ナチスならやりかねない説得力」
