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あぶない刑事フォーエヴァー THE MOVIEのLCのレビュー・感想・評価

3.6
面白かった。

前編のTVスペシャルよりも、今まで見てきた映画作品ぽさがあったような気がする。

前作で、犯人さんが英語で色々指示されてるのは、今までより規模が大きな組織が出てきそうなのかなあとふんわり思っていたんだけれど、本作でその規模の大きさがわかりやすく描写されていた。
男上司さんがおっきな会議室で俯いていたところは、前の上司さんの苦労も垣間見たような瞬間だった。
署内でばか!謹慎!くび!と怒号を飛ばしていた彼も、きっと署外では同じように詰められたりしていたんだろうなあ。
今の上司さんも怒号飛ばしまくるけれど、彼も無事に定年退職できますように。
アイドルさんにニコニコしていた彼はどこかへ消えたね。

後輩くんがやっぱりたくましい。
そうだな、武器商人できそうだよな、今までもツボに拳銃隠して運んだり、友達説得してありったけ武器調達したりしてきた実績があるもんな。
ダンシングクイーンが踊り狂う以外で危機に陥るのは新鮮だった。署内で腐りたくないけれど、屋台では腐らずに済みそうかな。どうかなあ。

「扑街」って初めて聞くなあと思ったら、「跌倒在马路上(道の上で転ぶ、そのような人)」と言う表現から、バカとかマヌケとかっていう罵倒語として使われるようになったらしい。
英語わからなくても、こっちはわかるの、ちょっと面白い。
そしてピンチになる程彼らの軽口が冴え渡るの、楽しい。

大型船を文字通り腕で押し返そうとするところは、ちょっと新鮮な気がした。
武器を手に走り回る姿が強く印象に残っていたから、筋肉がものを言いそうなど根性的場面は新しい印象。
2人がぶら下がる姿を見て、あ、これで終わりなんだ、と思ったらおまけもあって笑ってしまった。
ミサイルで生き残った時ヤケクソ気味に「もう、何でも来い!」と言っていたから、案じることなくニコニコ見られる。わしも訓練されたなあ。

横浜を頼む。
彼らがいる限り、横浜で事を起こすのは、これからもなかなか骨が折れそう。
ボートに括り付けられたシャチさんが可愛くて最高。是非署に飾ろう。
LC

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