まるまる

ほんとにあった!呪いのビデオ18のまるまるのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

僕がお世話になっているレビュアーの方に、この「呪い」シリーズにおいて、まるで無人の野を行くがごとき猛者な方がいらっしゃるのですが、その人が異例の好スコアを付けていたのが、この「ほんとにあった!呪いのビデオ18」
胸をときめかせて観てみた(^^)/

そもそもこの「ほんとにあった!」ってのが、まず失笑ポイントなわけでw
見れば見る程、ほんとにないw
手ぶれカメラにマッチムーブしてない幽霊とか。
他に比べてノイズの乗りが違う幽霊とか。
人の顔に見えないこともないかもしれないエコー画像とか。
フェイク感半端ないw
そういうのを、いちいちあげつらって「見破ったり~w」と必要以上にはしゃいでしまうあたり、実のところ時折滲む「ホントだったらどうしよう」的な不安との葛藤に、おかしな興奮状態に陥ってるような気がするのですがw
つまるところ、友人達とする怪談のノリ。
楽しいです(*'ω'*)


…念の為、お盆を避けて観てみた。


さてこの「呪い18」
投稿を基にしたと言い張る短いエピソードがいくつか収録されてるのですが、「黒狐」なる署名で「呪い」編集部に脅迫状を送ってきた不気味な青年の話がメイン。
「呪殺したいヤツがいるから呪いシリーズで紹介してた呪札よこせ。さもなくば呪い殺すぞ」だそうです。
呪札いらないじゃんw
黒狐から手紙が来るようになってから、編集部には異変がたて続けにおこり、体調不良を訴える者も続出。
そこであろうことか、その青年に編集部が取材を申し込んだ。
このへんのやり取りが狂っててグー•̀.̫•́✧

黒狐青年の演技がすばらしい。
モザイク越しに伝わる、変なポーズで自分の事だけフニャフニャ滔々と相手の目を見ず語る人w
しかし、やはり現実になかなかお目にかかれないモノは演技しようがないのか
はじめ「黒狐は狐憑きにちがいない!」と断定して心霊的な怖さで攻めてたのに、
何故かいつの間に「黒狐は多重人格だ!」と全然違う話になり、
最後の最後、ついにはタダの変な人になってたw
編集部での異変はなんなんだったのかと。


面白かったですw
この手のコンテンツって、フェイクとはわかってても、何故か拭いきれない「もしかして―」な一抹の不安なり期待が盛り上げてくれますよねー。
この「呪い18」では、それを自ら打ち砕いて見せてくれましたけどw
まるまる

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