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7月22日のsanyaaanのレビュー・感想・評価

7月22日(2018年製作の映画)
3.6
【2011年に起こったノルウェーでのテロで若者含む77人の命が奪われる】573

《感想》
勉強をさせて頂いた映画。

12年前にこの様な残忍なテロがノルウェーで起こった事を全く知りませんでした。
2001年の米国同時多発テロは鮮明に憶えているのにこのテロの存在さえ知らなかった事が恥ずかしい。

さて内容
現実に起こったテロを再現し
テロの行動とその後の裁判までを追っている。

犯人側の主張もある。思想の自由がある一方、話せないなら暴力で、という発想が理解できない。
移民が増えた為と思えるので、以前の国とは様相が変わった事は理解できる。
聡明な頭脳をしていそうなので、違う方法(テロではない方法)で世を変えてもらいたかった。

日本は平和だ。
孤島であるが故、EUの様な問題は起こりにくそうだ。ただ、少子高齢化の日本の今後はどの様な方向に向かうのだろうか。

それにしても弁護士とは苦しい仕事だ。
犯人側も一人の人間として、平等に保護される権利がある。
そこに弁護に付かなくてはならなくなる弁護士の気持ちは如何なるものか...

又、主人公の学生の男の子の心の強さには頭が下がる。この様な方がいれば、生き残った生徒の励みになることもあるだろう。

《物語》
ノルウェーで2011年7月22日に起きた連続テロ事件を描いた実録ドラマ。
極右思想に染まった実行犯が77人の命を奪う犯行に及び、法廷で裁かれるまでの過程を丁寧に描き、被害者の苦悩を浮き彫りにする。
(以上「mihocinema」より)

監督
ポール・グリーングラス
出演者
ヨナス・ストラン・グラヴリ
アンデルシュ・ダニエルセン・リー
ヨン・オイガーデン
マリア・ボック

《こんな話》
・ノルウェー、2011年テロ
・77人の殺害
・犯人側の主張

《関連する映画》
・ウトヤ島、7月22日(同じ題材)
・パトリオットデイ(テロ)
・ホテルムンバイ(テロ)
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