2018年のテレビ映画。「シャークネード」シリーズ第6弾で完結編。日本のみ4DX劇場で全国公開された。
フィン(アイアン・ジーリング)は前作ラストに現れた息子ギルの手引きで、歴史を書き換える時間旅行へ。恐竜や古代サメが生息する太古の時代へと飛ばされるが、死んだはずのノヴァとブライアン、エイプリルが助けてくれる。
2作目で死亡したフィンの友人や元恋人も再び登場し、全員集合の様相。未来ではもう一人のエイプリルが機械のサメを率いて女王として君臨しているなど、なんでもありで、混沌というか支離滅裂。ちょっとやり過ぎで意味がわからん。エイプリルの生首からビーム発射はびっくり。
シリーズを総括すれば、舞台は全米から世界、そして時空を超越。竜巻も瞬間移動システム、タイムマシンとして機能するようになり、広がりと進化の過程は面白い。アサイラムにしては演技もカメラワークもまともだし。まあ奇想天外なお馬鹿コメディとしては十分に成立しているが、増えたとはいえ予算の制約はあるし、手抜き感もあり、全体として安っぽさは否めない。テレビ放送枠の都合上、いずれの作品も90分に収まっているのは良い。