リサ

ROMA/ローマのリサのレビュー・感想・評価

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)
4.3
望み叶って、劇場上映されたので鑑賞。
この作品は映画館のスクリーンで観ると良さが倍増するタイプの映画ですね。
ありがとうイオンシネマ…

全編モノクロで映し出される、コロニアローマの日常風景がとても美しかった。
70年代メキシコの情勢について伺える部分もあり、カルチャーショックを受ける。
それにしてもキュアロン監督は男性に恨みでもあるのかと思うくらい、登場する男が清々しい程のクズばかり。
半自伝映画らしいが(キュアロン監督の家の家政婦だったリボという女性に捧ぐ、とクレジットが出てくる)、クレオの彼氏エピソードはフィクションであってほしい。ベッドの前で全裸武術ポーズを取る部分までは笑えたのに…。
押し寄せる波に負けずに生還した様に、クレオと子供たち、お母さんが荒波を渡っていけるよう願わずにはいられない。
リサ

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