1988年当時は斬新な作品だったのでしょう。
妻子と平温な家庭生活をこなしながらも淡々と自分の欲望を遂行し事件を起こすサイコパスと、逃げればいいのに事件の真相を知りたいが為に罠に堕ちていく善人のお話。
サスキアが1人でサービスエリアに入って行く前に一瞬暗い顔をして「ずっと離れない」と言ったのは、その後の展開を予知していたかの様で…
残忍さと滑稽さが入り交じり、混乱を極めた心持ちにさせられる。
そんな観賞後、売店のお兄さんによる
「やり場のない感情に困ってるお客様、バニシングコーヒー1杯300円です。自己責任でどうぞ〜」
の言葉に笑ってしまった。
あなたが優勝です。