イオンシネマで上映されたので、早速観に行きました。
打ち寄せる波のように、タイルの上を流れていく水。
美しく、印象的な冒頭シーン。
メキシコシティに住む、ある医師の家族と家政婦・クレオの物語。
モノクロ画面が映し出す日常は、ノスタルジックな雰囲気と生活臭(笑)が漂っている。
そんな平穏で幸せそうな家庭の夫婦間に生じる不和、そしてクレオの身に起きる事件。
しかしまぁ~、なんといっても武道家気取りの無責任男にムチャクチャ腹が立つ。
スッポンポンのフル○ンでカッコつけてる姿に苦笑い。
このクズ野郎の非情な仕打ちに”くたばっちまえ💢”と心の中で呟く。
映画自体はシリアスなのにどことなく可笑しみもあって、何だか不思議な気持ちになる。
人種・階級の違う女性達が、紆余曲折を経て築く強い絆。
逞しさと清々しさをも感じさせる結末に、救いを感じた。