ラストレターのtempraのネタバレレビュー・内容・結末

まだ多感であったころに見たLove Letterが本当に好きで、それから二十数余年、文通が急激に時代遅れになった令和の世にこんなアナログなやりとりが、しかも数世代にわたって重なる展開、またそのすれ違ったやり取りがなんとも可笑しい。
落ち着いて考えれば、辻褄があっているんだかあっていないんだか、駆け落ち相手とはいったい何だったのやらと思わなくもないんだ、がそんな細かいこたぁいいのである。それもひっくるめての世界観であり、ファンタジーなのだと思う。
広瀬すずと森七菜はただただまぶしく、松たか子のコメディエンヌぶりは遺憾なく発揮され、豊悦と中山美穂の出演は感慨深く、ラストの"ラストレター"が意外とはまり、楽しめた。