あけましておめでとうございます。
試写会始めでした。
それが好きな岩井俊二監督作品ということで今年の運をもう使ってしまったのではないかななんて思ったりします。
そんな岩井俊二監督の作品をまともに観るのは多分「花とアリス」ぶりなんじゃないかな、リップヴァンウィンクルはこっちではやらなかったので多分そんな感じ。
感想としましては面白かったんですけど、自分が歳をとってしまったのか、まぁこんなもんかなぁとか思ってたんですが、反芻していくうちにこれは一回観ただけじゃダメなやつかもなぁなんて思いました。
その要因としましてはやはり広瀬すずの憂いを帯びたキャラクターにあるわけで、やっぱ人気あるし場数としてはたくさん踏んでるから、同世代の若手女優はちょっとやそっとじゃ広瀬すずの壁越えれないだろうなと思った次第で、十代のころにくらべたらやっぱ大人になってるんですけど、広瀬すずの娘役の広瀬すずはやっぱ学生に見えるんですよね不思議と、しかも母親のときよりも幼くやっぱ髪型のせいかな?
松たか子の学生時代役の森さんも透明感がありとても自然でした。自然といえば庵野秀明の演技もあのときとくらべたらとても自然でしたね。
福山雅治がびっくりするくらい冴えないように見えてバス停のシーンの福山雅治はマツモトクラブかも見間違えるほどでした。
気になったシーンは松たか子と広瀬すずが同じ人物として福山雅治に時間軸では同じくらいに手紙を出すのでアンジャッシュのすれ違いコントにならないのか心配になりました。
不満があるとしたら高校生時代の描かれ方が少し薄く感じたのであまり感情移入ができなかったです。もう少し神木隆之介が広瀬すずを想ってるのを描いて欲しかったかなぁと思いました。それからいきなり大人になるのでね。大学のところは口頭でしか語られないので。
ラストレターという題名なのでラストレターの内容がラストシーン近くに出てきます。それはトヨエツに福山雅治が言われたとあるセリフの救済にもなり、広瀬すずに宛てた母親広瀬すずの想いが、個人的になんでそれを遺書に入れてんねんと思いながらも、ちゃんと伝えたいことが伝わる内容なのでそれによって上手く終わらせたかなと思います。
そういえば岩井俊二と庵野秀明といえば『式日』という映画がありますね、セガールの娘さんが出てて、主題歌がCoccoの。あの作品もオススメです。