セルゲイモンツキー

サンストローク ロマノフ王朝の滅亡/サンストローク 十月革命の記憶のセルゲイモンツキーのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

サブタイトルは「ロマノフ王朝の滅亡」となっていますが、ロマノフ王朝が滅亡した後の話となります。(時折挟む回想シーンでは滅亡前ですが)

なぜこんなサブタイトルが選ばれたか…と無理矢理こじつけるとすれば、主人公のキャラクターをニコライ二世に重ねているのかと(見なければいけない事から目を逸らし続けた)。
Netflixで公開中の「ラスト・ツァーリ: ロマノフ家の終焉」を観ていただければ、それをなんとなく感じるかと思います。
また、このドラマを先に観ておくと、もともと赤軍がどのような性質を持っているのかが分かるので、彼らに敗北した側への処遇は予想がつくでしょう。

ずっと死んだような目だった主人公が、過去に出会った少年と再会していたことに気づき、彼の名前を連呼し別人のように生気を取り戻した瞬間に、その少年によって命の火を消される…というラストには、涙が止まらず、そのまま続けて二回目を鑑賞しました。結果、二回目の方が一回目より味わい深く観れました。

本来は180分ある映画らしいのですが、カットされている場面が見てみたいです。