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スネーク・アイズのEirainのレビュー・感想・評価

スネーク・アイズ(1998年製作の映画)
3.0
『フェイス・オフ』に続き、こちらも約20年ぶりの鑑賞。

我が青春時代のニコラス・ケイジ。この当時はまさに「ハリウッドスター」という感じでメジャー映画にどんどん出演していたなぁ。今ではすっかり「B級映画スター」という印象。いや、全然ディスってないよ?個人的な印象だけど、B級映画に出ているケイジは生き生きしていて、観ていて楽しい。(彼自身、カルト映画やサブカルが好きらしいので、あながち気のせいでもないかも。)巨匠・フランシス・F・コッポラの甥という"しがらみ"から解放されて、本当に自分の好きな作品に関わっているという感じがする・・・いや、個人的な印象だけど。

―――ボクシングタイトルマッチ中に、国防長官が何者かに狙撃される。観戦していたNY市警の刑事(ニコラス・刑j...ケイジ)は、国防長官の身辺警護をしていた親友と共に事件の真相を追うが―――。

現場に居合わせた人々の証言や視点、そして監視カメラの映像から事件の真相が解明されていく作品スタイル・・・を徹底していれば、もっと面白い作品になったのになぁ。真相を明かすタイミングが早すぎる。まさに、デ・パルマ流カット(=画面を並べて別視点を描写する。)が光るテーマなのに・・・残念無念。
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