Ryo

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語のRyoのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

監督グレタガーウィグ、主人公ジョー、原作者ルイザメイオルコット全員の人生が重なりできた作品

■なぜローリーの求婚を断ったのか?
原作者はインタビューで「私は女性の体で生まれてしまった男性だと思っていました。女性を何度も好きになってしまったこともある」と1883年に答えています。それをベースにジョーに反映させズボンを履かせたりローリーと服を交換させたりして男装しています。

■ラスト
主人公の永遠の課題である結婚。
ラストに主人公が結婚したのかしてないのかそれは観客に委ねられるジョーがフレデリックにキスしたシーンは現実のようにも編集長に渡した小説の回想シーンにも見える。
これは原作者ルイザメイオルコットへのリスペクトを込めたラストともいえる。原作のラストでジョーは結婚するのだが原作者は自身の四姉妹の話を元にしたにも関わらず生涯独身だったという
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