り

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語のりのレビュー・感想・評価

4.5
『わ、わたしが知ってる若草物語じゃない!!』
って驚いてばっかいたら、お話が駆け抜けていって、上映が終わってました。
(要は若草物語にそんなにハマらなかったタイプの子どもだったので斜に構えてたんでしょう)

古典をこれだけ『今』と絡めて美味しくて美しい映画にしてくれたことに本当に驚いたんです。

上映されて間もないので、あまり余計なことは書きたくないし、野暮も言いたくないですが、観れたならちょっと得した気分にはなれると思います。なんせ愛らしく可愛いにプラスαされた、まだ自分の知らないエイミーがいたりするんです。
(ちなみに末っ子エイミーはミッドサマーのメイクイーンさまでいらっしゃるフローレンス・ピュー)

最後に押しつけがましいのはちょっとなあと思っている方へ。
自分的には、ライフスタイルや思想や自由を押し付けてくる感じはありませんでした。全て選択肢のひとつとして、あくまで手段として、おまえの好きなように人生たのしめよ! 感じの映画です。
終盤、出版社での会話シーンは痛快でした。
り