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悪の偶像のIdeonのレビュー・感想・評価

悪の偶像(2017年製作の映画)
3.0
市会議員のミョンヒが帰宅すると、夜中だというのに、車庫で車を洗っている。何事かと近寄って見ると、そばに血だらけの死体。息子が轢き逃げをしたというのだ。県知事選を控えるミョンヒは思わず隠蔽してしまう。交通事故として処理して息子に自首させたが、被害者には嫁がいて姿を消している。現場を目撃した可能性があり、ミョンヒは極秘に行方を探させる。一方、被害者の父親のジュンソクは、息子の死に納得できないものがあり、やはり、行方不明の嫁を探し求めるが…というお話。
こうストーリーを説明すると、加害者の父親と被害者の父親の確執を描く映画だと、誰もが考えると思うが、さにあらず。嫁が韓国に帰化するためにはどんなことでもするサイコパスで、物語をかき回し混乱させる。主演のハン・ソッキュ、ソル・ギョングともに大熱演だが、物語がこんがらがり過ぎて、登場人物が何を考えているのかわからない。複雑なプロットを考え過ぎて収拾がつかなくなったようである。
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