2020年 92本目
ドニー・イェンさんが教師になるって時点でグレートティーチャーオニヅカ的な展開しか想像出来ないのですが、ホントにその路線を100%突き進めた感じの映画でした。めちゃくちゃ喧嘩強いし、ジャイアンを見たらわかりますが腕力が強い奴はまあまあバカなのですが、何よりこの教師は全方面の能力高すぎだろう。
物語としてはここに落とし所つけるしか無いやん?って方向に進んでは行くのですが、悪くいえばご都合主義な流れがずっと続くので、生粋のドニー・イェンファン以外には「この映画、この教師に都合が良く進みすぎてない?」と言われる事確実。
まあ、映画なんてファンタジーだから楽しめるのであって、リアリティを追求するタイプの映画が苦手なボクからしたら、このくらいブッ飛んだ設定の教師がいてもええやないか〜い、何なら小学校の時にこんな先生に指導してもらいたかったわ〜。って思うのです。
原題は「大師兄(BigBrother)」、ティーチャーやなくてアニキなんか〜い!と激しくツッコミ入れたくなりますが、本当に良い意味で頼れるアニキのような先生でした。いつアクションするの?戦うの?アクションしないの?と前半ジラされますがちゃんと激しいアクションも入ってます。武術指導はドニー・イェンさんの愛弟子で日本が誇るアクション振付師の谷垣健治さん。「るろうに剣心」シリーズの凄まじいアクションを手掛けた人です。そういえば「るろうに剣心」シリーズの最終作も楽しみだな〜!