このレビューはネタバレを含みます
テレビシリーズはもう16年も前の作品になるのですね……💦 当時は熱狂的に見ていた作品の後日譚的な位置付けの作品を夏休み視聴。
完全な平和世界を創るための礎となったルルーシュが生きていた❗️というところから始まるのですが「Cの世界」とか専門用語が入り乱れる会話で「❓❓❓」となりながらも記憶を辿りながら続けて視聴。
かつてはイレブンと呼ばれ属国扱いされて蔑まれていた日本は独立国家となり、血で血を洗う闘いを繰り広げていた黒の騎士団のメンバーと元神聖ブリタニア帝国の軍人らも何だかかなり親しげてす。何だかなぁ。
今回の敵はナナリーの力を得て世界を再構築しようという女神官シャムナだが、その能力は死んだら6時間前の自分にアドバイスを送ってその世界線をやり直せる「無限新生」という技。あのDIOですらわずか数十秒時間を止めるのがやっとだったのに凄い力です。
このコードギアスという話は村上龍の「愛と幻想のファシズム」をかなりベースに組み込んでいるなと分かる人には分かります。
カリスマ・鈴原冬二が立ち上げた政治結社・狩猟社は「黒の騎士団」で、相田剣介と共に、世界を実質支配している多国籍企業集団ザ・セブン(神聖ブリタニア帝国)に圧倒的不利にも関わらず闘いを挑むというアウトラインとか、立場は異なりはするが相田の渾名がゼロというのもそのまんま感があります。
コードギアスは木村貴弘デザインのキャラクター、ルルーシュの大仰な台詞とギアスを用いたトンデモ戦略がトントン拍子にキマっていくところが最大の魅力ではあります。その魅力を見せるために今作は少し詰め込み過ぎな印象はありましたかね。